本音トーク動画
完全版トーク
言語聴覚士サキと作業療法士みねこによる「学校行きたくない」をテーマにした本音トークの完全版です
解説版(要点まとめ)
忙しい方向けの解説版です。専門家の視点から見た「学校行きたくない」への対応ポイントをわかりやすく解説します
学校行きたくないって言われたとき
どうしてる?どんな気持ち?
配信日:6月26日(木) 12:00〜13:00
プラットフォーム:Xスペース
出演者紹介
言語聴覚士・サキ
読み書き苦手な子の母
2人の娘を持つ母親。専門家としての知識を持ちながらも、実際の子育てでは試行錯誤の連続。次女の登校しぶりを通して新たな気づきを得る。
作業療法士・みねこ
読み書き・算数苦手な子の母
息子の深刻な登校しぶりに直面し、仕事を辞めて徹底的に寄り添うという選択をした。専門職としての視点と母親としての想いを語る。
専門家でもある母2人が語る、意外な乗り越え方
1
兄弟でも「正解」は違う
同じ家庭内でも、同じやり方が通用するとは限らない。長女は休むことでエネルギーを充電できるタイプだったが、次女にとって休みは一時的なご褒美。一人ひとりの気質や状況を深く観察し、その子に合った個別の対応を見つけることが本当の公平さ。
2
親が自分を犠牲にする必要はない
「大人は大人の人生があって子供は子供の人生がある」という言葉に救われたサキさん。子どもの問題と自分の人生を健全に切り離すことで、冷静に状況を見つめ直し、より効果的な解決策を見つけることができた。
3
時には「ブレない態度」が安心材料
「学校に行く」ということに関しては一切交渉しない一貫した態度。気持ちは受け止めつつ、「もしかしたら休めるかも」という期待を抱かせる曖昧さをなくした。この明確な方針が、結果的に子どもの安心材料となった。
4
合理的配慮の新しい捉え方
合理的配慮とは苦手なことを免除することではなく、苦手なことにも挑戦できるように環境を整えること。困難から救い出すのではなく、子どもが自ら困難に立ち向かうのを支えるサポーターになること。
印象的な言葉たち
大人は大人の人生があって子供は子供の人生があるから、そこで親が自分の時間を犠牲にする必要ない。
合理的配慮って苦手なこと免除してもらうだけじゃなくって、苦手なことにも挑戦できるように環境を整えることだよねって。
あなたは今日1日テレビを見ているの?それで満足なの?
このトークから学んだこと
正反対でも両方正解
一人は「自分を犠牲にしない」ことで道を見出し、もう一人は「仕事を辞めて徹底的に寄り添う」ことで突破口を開いた。どちらも等しく価値ある正解。
観察と覚悟
目の前にいるわが子と自分たち家族の状況を注意深く観察し、信じる道を選択する勇気を持つことが重要。
長期的視点
目先の快適さではなく、子どもの長期的な成長とレジリエンス(心の回復力)を育むことを考える。
環境づくりの重要性
学校や地域との連携、周囲への状況説明など、「ブレない」とは「孤立する」ことではない。
子育てに万能な「正解」は存在しない
大切なのは、マニュアル通りの対応を探すことではありません。目の前にいるわが子と、自分たち家族の状況を注意深く観察し、信じる道を選択する勇気を持つことです。
専門家でもある2人の母親の体験談が教えてくれるのは、どんな選択でも、覚悟をもって向き合えばそれが「正解」になるということです。
今、あなたの子供が一番必要としているのは、進むべき道を示す"確かな手"ですか?
それとも、安心して立ち止まれる"安全な場所"ですか?