デジタル教科書&音声教材アンケート結果 - hontounooto

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デジタル教科書&音声教材アンケート結果

読み書き苦手な子の母であるST&OTが本音トーク

調査期間:2024年3月13日〜26日
回答数:13件

この調査のポイント

  • 支援が必要な子を持つ保護者13名のリアルな使用状況を詳細分析
  • 複数のデジタル教材を併用する家庭が約45%(5人/11人中)
  • 音読への抵抗感軽減や学習への積極性向上という大きな変化
  • 学校での理解と気軽に使える環境づくりが課題
45%
複数のデジタル教材を
併用している家庭
100%
何らかの読みの
困難さをサポート
85%
学習や生活面で
何らかの変化あり
Q1. デジタル教科書&音声教材を使っていますか?
使っている
11人
使っていない
2人
Q3. 使用しているデジタル教材の種類
デジタル教科書
5人
デイジー教科書
7人
ペンタッチ
4人
選んだ理由(主な回答)
デジタル教科書

・さまざまな機能があり、使い勝手が良い
・自治体からの配布があった
・学校からの紹介

デイジー教科書

・無料で手を出しやすかった
・学校を介さず、保護者が申請して自宅で使用可能
・それしか知らなかった

ペンタッチ

・端末を立ち上げなくて良い
・教科書とペンだけなら学校の理解を得られやすい
・社会科もあるのが良い

サポートしている読みの特性

・初見の文章をスムーズに読めない、読むだけで疲れてしまう
・言葉の区切りがわかりづらい、漢字の読みが苦手
・小さな字が読みにくい、行を追えない
・教科書への忌避感をなくしたい
・関心のないものは読めない、興味がすぐに移ろう

学習・生活面での変化
音読へのモチベーションが上がった。国語の教科書の内容をよく読み取れるようになった。
以前は音読の宿題が出ると、激しい拒否感があり、無理にやらせようとすると、暴言や暴力に発展する日もあった。デジタル教科書を導入してからは、拒否感が無くなり、自分からタブレットを用意するようになった。
学校の授業で使ってくれるので、タブレットでノートテイクをする際にも、1人だけ端末を使うわけではなく目立たない、という副産物的なメリットがありました。
今後への要望・思うこと

「トイレ行ってきます!」みたいな感覚で、「ちょっと読みづらいのでChrome book持ってきます!」と言った気軽さで使えるようになれば

通常級でも使いたい人は使える環境になってほしい

もっと気楽にお試しできる環境があれば良いな

親の経済力や学校の状況次第という今の現状は皆が困る

学校側も、合理的配慮として、柔軟に使用を認めてほしい

私たち一人ひとりにできること

今回の調査を通じて見えてきたのは、デジタル教材が子どもたちの学習に大きな変化をもたらす可能性と、それを気軽に使える環境づくりの重要性でした。

「こうしたリアルな声をふまえて、個々の事情を抱える誰もがもっと安心して学べる環境にしていくために、あなたの職場や地域、そして私たち一人ひとりには、一体何ができるでしょうか?」

言語聴覚士・サキ & 作業療法士・みねこ
読み書き苦手な子の母であるST&OTが本音トーク

これからも、さまざまなテーマで、言語聴覚士&作業療法士であり母としてのリアルな想い・現状を共有していきます。

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